子育て中の節約と聞くと、どこまで切り詰めるべきか頭を悩ませてしまいますよね。おむつやミルク代、教育費など、育児にまつわる出費は想像以上に多いものです。しかし、ただ我慢するだけでは家族の暮らしに負担がかかってしまうことも。そこで今回は、無理をしないことを前提にしながら、しっかりと出費を抑えるコツをまとめました。平均で約2500万~3000万円といわれる子育て費用を少しでも軽くし、子どもとの時間を大切にできるポイントをわかりやすく解説していきます。
子育てにかかる平均費用は約2500万~3000万円!
子どもが誕生してから社会人になるまでにかかる費用は、一般的に約2500万~3000万円といわれています。これは出産時の入院費や教育費、日々の生活費、習い事など、多岐にわたる出費を合計したものです。特に大学進学を考える場合、学費がかさむこともあり、さらに高額になるケースも少なくありません。
支出は子どもの成長段階に応じて増えたり減ったりしますが、想定外の出費が出ることはよくあるもの。だからこそ子育て中の節約の意識を早めに持ち、長期的な視点で家計を見直す必要があります。
子育て世代が節約にするうえで知っておくべき考え方2つ
無理な節約はしない
まず大前提として、あまりにも切り詰めすぎる節約は家族の生活にマイナスの影響を及ぼす恐れがあります。たとえば、子どもの健康を損なうほど食費を削るのは本末転倒です。また、家族がストレスを感じる環境では、せっかくの楽しい子育てが台無しになってしまいます。削るべき費用と削ってはいけない費用を明確に区別することが、スムーズな家計管理の鍵です。
各費用にあらかじめ予算を決めておくべき
育児にかかるお金は「子どものためなら仕方ない」と、ついつい青天井になりがちです。しかし、そのままでは無計画に支出が膨らむ一方。そこでおすすめなのが、費目ごとに上限を設定し、予算を決めておく方法です。たとえば「おむつ代は月〇円まで」「習い事は年〇万円まで」と具体的に決めておけば、必要以上に散財するリスクを減らせますし、家計の見通しも立ちやすくなります。
子育て世代におすすめの節約術3選
セールやフリマアプリを活用する
子どもの成長は驚くほど早いもの。服や靴など、あっという間にサイズアウトしてしまうアイテムはセール時にまとめ買いを狙ったり、フリマアプリを利用したりするのが有効です。新品へのこだわりを少し手放すだけでも、大幅な節約につながります。周囲のママ友や地域コミュニティでお下がりを譲ってもらうのもおすすめです。
子供の習い事は無料体験などを活用して絞る
音楽やスポーツ、学習塾など、子どもが興味を持つ習い事はさまざまありますが、やみくもに増やすと家計への負担が大きくなります。まずは無料体験や短期講習を利用して、お子さんが本当に楽しく続けられそうか確認することが大切です。子育て中の節約を意識するうえでも、継続の意思がある習い事だけに絞るのが得策でしょう。
子育てイベントに参加する
自治体や企業が主催する無料や低料金の子育てイベントは、家族で楽しみながら学べる貴重な機会です。工作・スポーツ体験、育児サークルなど、内容も多彩なのでレジャー費を抑えつつ子どもと充実した時間を過ごせます。家族の思い出を増やしながら出費を抑えるという点で、積極的に活用してみましょう。
【実質節約】子育てに使える手当金3選
出産育児一時金
出産にかかる費用は一時的に大きな金額になることが多いですが、健康保険から支給される出産育児一時金を利用すれば負担を軽減できます。2023年4月以降、支給額は50万円に引き上げられているため、出産費用の大部分をカバーできるはずです。直接支払制度を活用すれば、出産時のまとまった支払いを抑えられる点も魅力です。
児童手当
所得制限内であれば、中学校修了前までの子ども1人につき毎月支給される児童手当は、子育て家庭をサポートする代表的な制度です。支給額は子どもの年齢や人数によって変動し、所得制限を超える場合でも特例給付として一定額が支給されます。安定した収入源として、習い事や生活費の一部に充てることで、実質的な節約が可能になります。
子ども医療費助成
自治体によって制度名や助成内容は異なりますが、子どもの医療費を大幅に補助してくれる制度が整えられている地域が多いです。例えば通院や入院の自己負担が無料、あるいは数百円程度になるケースも。医療費の負担が軽減されることで、その分を他の育児費用や貯蓄に回すことができます。詳細はお住まいの自治体の窓口やホームページをチェックしておきましょう。
まとめ
子どもが成人するまでにかかる費用は約2500万~3000万円と高額ですが、やみくもに我慢する節約では家族の暮らしがギスギスしてしまいます。そこで大切なのは、無理なく続けられる仕組みを作ること。買い物や習い事の選び方、手当金の活用など、小さな積み重ねが大きな節約効果につながります。子育て中の節約を意識しながら、子どもとの大切な時間をめいっぱい楽しんでいきましょう。
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